11.農作物の販売と流通

栽培して収穫した作物はどこへ売ったらいいのか。農作物の流通は市場取引き、直売所、デジタルを利用した取引きなどが主流である。この範囲の流通で年間1千万円の所得をイメージしている。特別な販売や流通は想定外にしてある。それには理由がある。作物を栽培するにも技術は必要である。栽培技術のレベルによって収量や品質が決定される。
しかし、販売や流通はさらに技術と学習が必要になってくる。栽培に関係する人よりも、販売と流通に関係する人の方が多いと思う。どこまでを範囲とするかによるが、スーパーマーケットの農作物担当者などを入れたら間違いなく栽培者よりも人数は多くなる。そこに飲食業、加工業などを加えたら、もう桁違いである。販売と流通は栽培よりもはるかに大きなマーケットになるのである。ここを学習するには学習方法がまるで違ってくるのである。年収1千万円を実現した後のテーマになるのである。
販売と流通を詳細に学習すれば、付加価値を理解してもらえる出会いがあるかもしれない。栽培方法を評価してもらえるかもしれない。よりよい売り先が見つかるかもしれない。そうすると、1千万円の収入がそのままでの収量で、1.5倍から2倍にできる可能性がある。ここが自立をしてビジネスができるもっともおもしろいところになるのである。
農業経営者育成塾は栽培の基礎講座である。ここを受講するだけで、年間1千万円の収入の見通しを立てられる講座である。自立ができたら、次のテーマは出てくる。それが販売と流通だとしたら、楽しみが残っているということである。販売と流通だけ生活を立てたり、ビジネスをしている人は数多くいる。本気になった学習を継続的にやらないと、道が開けないことだけは事実である。