5.限界にきた農薬と化学肥料の農業

今、世界的に「農地の荒廃」が問題になっている。農地の荒廃とは土の砂漠化(黄砂に代表される)、土の塩害化(化学肥料)、地下水の枯渇(穀物地の喪失)、高潮による農地の喪失、森林伐採による原生林の喪失、山火事による森林喪失。例えば砂漠化は大規模な砂嵐を発生させる。日常生活もマヒしてしまうほどである。地球温暖化に農業は1/4も関係していると言われている。すでに持続不可能な状況になっている。
この背景には化学肥料と農薬の存在がある。一時的には食糧増産に貢献をした。しかし現在は「農地荒廃」の大きな原因になっている。一度農地が荒廃してしまうと、それを取り戻すプログラムというのは存在しない。どれくらいで回復をするのか誰も分からない。これはすでに環境問題における世界の常識である。
これは何を意味しているのか。農薬や化学肥料、土壌消毒、除草剤などを使用して農業をしたとしても、収益を上げられる農業生産は不可能になったということである。日本も例外ではない。耕作放棄は大規模生産国地で何も作れなくなって耕作を放棄した例は珍しくないのである。
そうすると、それに変わる持続可能な技術開発が必要になってくる。今までにない農業資材が開発されなくてはいけないのである。それは簡単なことではない。私はそれを30年かけて開発をした。そして持続可能な栽培技術を完成させた。しかも、収量は農水省のデータの倍にもなる。品質も良い。年収1千万円を継続するにはどうしても必要となる基礎技術である。育成塾は持続不可能な農業と持続可能な農業の違いを解決する。