年収1千万円を実現するための
「農業経営者育成塾」全8講座

毎年、仕事をする環境は厳しさを増している。好調業種と不況業種の格差も拡大する一方である。その中で、独立を考える人は少なくない。農業で自立したいと考える人は特に多い。特別な技術がなくても、農地があれば何とかなるという発想らしい。そのために準備を経て自立をする人はほとんどいない。何を準備していいのかも分からないのである。兼業で農業をやっていたとしても、事情にあまり変化はない。兼業は米作りが大半で、他の作物は栽培したことがないからである。

何の仕事でも独立することに共通したハードルがある。それは、いつになったら生活ができるようになるのかということである。独立することは難しくない。会社を退職して新しい仕事を始めれば、独立したことになる。生活ができるようになるというのは、まったく別の話である。独立をするということは、事業の運営資金というのが必要になる。生活費というのは、運営資金プラス生活費なのである。この計算ができて独立をする人はとても少ない。それには理由がある。農業で独立と希望する人には二通りある。どうしても農業が好きでやってみたいという人と、何となく農業しか選択肢が思い浮かばなかったという人である。多いのは後者である。いろんな事情があって仕方なく農業である。

新しい仕事をして独立し、生活ができるというのは簡単なことではない。ものすごいことなのである。生活ができるということは仕事を続けていくことができるということなのである。仕事を続けていくことができれば、事業を成長させるチャンスにも恵まれる。しかし、仕事を続けることができなければ、別の新しい仕事を探さなくてはいけない。独立した人は誰でも突き当たる大きな壁である。

農業経営者育成塾はネット講座で、8年無料講座をやってきた。ネット上で質問をして、それに答える形式になっている。その答えに8年間目を通して「基本が間違っている」人がいかに多いことかとため息が出るほどである。これでは生活をする収入を得ることは難しいと感じたのである。これは間違いを明確に指摘してあげないと分からないのである。それだけの知識がないのである。もちろん技術もない。

独立をしたのだから、誰にも何も言われずに自分の思うようにやってみたい気持ちはとても理解できる。でも、それは生活できてからの話である。独立して一番大切なのは好きなことができるということではない。生活ができるということなのである。

それなら何をどうやっても生活はできるのか。そうだとしたら失敗する人はいない。事業を新規開業して生活ができるには、事業運営資金の他に、生活費は最低1千万円は必要である。そう聞くと、そんなにいらないと思うかもしれない。多くは500万円ぐらいを目安にしてしまうのである。それは事業者の責任というものを知らないからである。

事業は一人ではできない。多くの人にお世話様になる。その人達に迷惑をかけては事業自体が成立しないのである。サラリーマンの時とは違い、年収1千万円をすべて使えるというわけではない。使えるのは半分である。残りの半分は農業への投資と預金にする。不測の事態への備えが必要なのである。

農業経営者育成塾はここが目標である。この目標が達成できるための農業基礎講座である。農業未経験でもまったく問題はない。セミナーのやり方は月2回のZOOMセミナーで実施する。たった一つだけ条件がある。この講座は私が30年かけて完成させた農法の講座でもある。若い人に継承してほしいという強い気持ちがある。農法の知識と技術をマスターしたら事業としても成功してほしいのである。それには歳月が必要になってくる。そこから逆算すると、45歳までがリミットになるのである。たった一つの条件というのは年齢限定なのである。

これから時代は大きく変化する。人類存亡の危機にある。異常気象であり、環境の劣化である。農業経営者育成塾を通して、このテーマも取り組みをしたいのである。そのためにも農業で生活していけることは大切なことになるのである。

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