9.サラリーマンをやりながらでも
農業で独立は可能である

ここまで通読された方は、現在の仕事をやめて農業に専念しなければと思い込んでおられると思う。実はサラリーマンとして勤務しながらでも、年収1千万円は可能なのである。「そんな話は聞いたことがない、嘘だろう…」そう思うのは無理もない。そんな非常識なことを言うのは私だけである。専業でやっても農家所得は300万円なのに、勤務しながらやっても1千万円は本当にできるの…。可能な理由は農薬も化学肥料も使用しないことが重要なポイントになる。病虫害が少ない。連作障害もない。生理障害もない。土壌消毒もしないという栽培方法も重要なポイントになる。サラリーマンでも年間100日以上の休暇がある。それを利用すれば収入が得られるような作物は栽培できる。

1千万円といえば、多分給料よりもはるかに高額である。給料を倍以上もらうことになる。もちろん休みはすべて畑になる。それでも考え方では、畑でバーべキューなどのアウトドアライフをやれば、家族サービスだって可能になる。必死になって息が詰まるようなことはない。サラリーマンとしての安定をした収入を得ながらだから投資もしやすい。

もちろん栽培できる作物は限られてくる。作物が限られたとしても、それは大きな問題ではない。収入が得られるかどうかが大きな問題なのである。農業は何年の経験があるかが重要なのではない。結果が出せるかどうかが重要なのである。その技術と知識があるかである。それを育成塾で教える。

これからの時代は雇用が保証されない時代になる。セカンドライフは準備しなくてはいけないのである。そうは言っても簡単には見つからない。農業はおすすめのセカンドライフである。栽培技術を収得するだけでも大きな意味がある。もちろん目標は3町歩1千万円の収入である。それを3年で達成できるなら、それからの独立でも遅くはない。なんと魅力にあふれた話ではないだろうか。